~ソフロロジーを取り入れた出産のお話~
午前中の様子 ~陣痛が失速していく~
朝の7時半頃だったかな。
朝ごはんが出てきたけど、私はしんどくて、ほとんど食べられなかった。
食べている場合じゃなかった。
でも、朝ごはんと写真を撮っていた。笑
陣痛と陣痛の合間の時かな、ピースをして写っていた。
まだ、笑える余裕はあったみたい。
・・・と、ここまでは、わりと順調な進みだった。
子宮口は6センチ。
なんだ、あと4センチ開けば、陣痛室から、分娩室に移動できるじゃん!!
っと。。
ところが、ここから、まさかの失速を遂げる。
①陣痛と陣痛の合間に、ウトウトし始める。
私は、夜中に一睡もしていなかったからか、陣痛に疲れてしまったからか、
陣痛と陣痛の合間の、何もない時は、うとうとするようになってきていた。
意識もうろうというのだろうか。
夢でも見ているかのような。。
陣痛がくると、また現実に引き戻される。
陣痛の間隔も、2分くらいまで短くなっていたのに、だんだん開き出した。
そして、陣痛の痛みというか、強さも、弱まってきていた。
あ、あれ・・・?
(((((((・・;)
でもやっぱり、しんどいはしんどかった。
②廊下を歩いて往復。陣痛が来たときは、とにかく息を吐くことに集中!!
部屋でじっとしているのも気が滅入るというか、
リフレッシュしたくなってきた。
じっとしているよりも、動いている方が良い気がした。
というか、動いた方が、お産が進むような気がした。
なので、私は廊下に出て、ひたすら廊下を行き来していた。
陣痛の波がくると、しんどくて、壁に手をついて歩くのは中断。
その場で、フーッと、息を長く吐く。
とにかく、息を吐く!!!!!
そうすると、しんどさが少し和らぐ気がした。
③あかちゃんに語りかける。主役はあかちゃんだから!!
私は、まるで何か乗り移られているかのように、呪文を唱えていた。
あかちゃん、大丈夫。するするって出てきてね。ママもパパも待っているよ。会えるの楽しみにしているよ。生まれたら、たくさんいろんなところに連れていってあげるね。ママも息を吐いて、たくさんあかちゃんに酸素を送るから・・・あかちゃん、頑張って・・・・・
そう。
お産の主役は、私ではない。
あかちゃんなんだ!!
一番苦しいのは、私ではない。
今からこの世界に出てこようとしている、あかちゃんなんだ!!!
だから、私は、あかちゃんをサポートしないと!
あかちゃんを助けないと!!
あかちゃんの呼吸が楽になるように、私はとにかく息を吐いて、たくさんの酸素をあかちゃんに送らないと!!!!!
これは、ソフロロジーの考え方。
眠くなり、うとうとしながら廊下を往復。
陣痛の波がやってきたときは、その場にしゃがみこんだり、立ち止まったりして、とにかく息を吐いて吐いて吐いて・・・・・
旦那もきっと、眠たかっただろう。
私も、本当に眠くてうとうとうと。。。
うとうとしちゃったから、陣痛が遠退いていっちゃったのかな。。
陣痛の勢いは明け方より衰えていたけど、しんどさだけは、相変わらず継続、、というか、増してきていた。
④助産師さんによる内診が、たまらなくしんどい!!
時々、助産師さんが、内診をしに来る。
その時は、仰向けに寝なくてはならない。
陣痛の時に仰向けになるのが、私は一番ダメだった。。
(T_T)
耐えられない。
このしんどさは、仰向けでは太刀打ちできない!!!
(T_T)
なので、子宮の開きを、助産師さんが手を入れてチェックしているときに、陣痛の波がきたときには、
もう!!!!!
最悪だった。
もだえ苦しんでいたと思う。
お水の中で、息ができなくて溺れているような感覚のしんどさというか、、
とにかく、内診はやめてぇぇえ!!!!!
m(。≧Д≦。)m
って感じだった。
⑤助産師さんは、いつも側にいてくれる訳ではない。
助産師さんは、いつも私に付きっきりでいる訳ではない。
時々、様子を見にきてくれる感じ。
だから、ひとりじゃなくて、旦那がいてくれて良かったぁぁ、と思った。
廊下を歩いて往復しているときも、旦那が隣にいて、一緒に歩いてくれたりもした気がする。
⑥私は、ひとりで耐えたい派。背中はさすらないで!
陣痛の波がきているしんどいとき、
助産師さんが、背中をさすってくれたが、
「やめてぇぇえ!!!!!」ってなった。
私はどうやら、ひとりで耐えたい派らしい。
陣痛が来ている時は、誰にも体を触ってほしくない!!
きっと助産師さんは、よかれと思ってさすってくれたんだと思うけど、
「お願いだから、私に構わないで!触らないでぇぇ!!!!」ってなった。
⑦足湯につかってみたが・・・
あとは、助産師さんが、「身体を温めてみたら、またお産が進むかも!!」と言って、足湯を用意してくれた。
最初は少し、足湯につかってもみた。確かに、気持ちよくて良かった。
でも、陣痛が来ると、私はよつん這いの体位にならなきゃ、しんどくてやってられない!!
よつん這いのポーズで、ヨガの時のようなポーズで、陣痛の波を乗り切るのが、一番私にとっては楽に感じた。
ので、結局、足湯にずっともつかっていられなかった。
せっかく用意してもらったけど、足湯は役に立たなかった。。
⑧体力、気力が落ちていく。
私は、どんどん体力が奪われていき、衰弱してきた。
寝ていないのに加え、何度もやってくる陣痛の波。
陣痛の間は、息を吐くことに集中していたので、痛みは感じなかったが、
とにかくしんどくて。
何て表現したらいいのかは分からない。
的確な言葉が、あまり思い浮かばない。
痛くはない。
でも、しんどい。つらい。
私は、一体、どれくらい耐えれば、向かいの分娩室に移動できるんだろう。
ゴールが見えない。。
⑨お昼頃、再び子宮口チェック
そして、お昼頃。
助産師さんが、また子宮口の開きをチェックしに来た。
「7センチかな・・・」
え!?
!Σ( ̄□ ̄;)
うそ、うそでしょ?!
だって、朝の6時に6センチだったんだよ?!
お昼の12時頃、6時間も経って、たったの1センチしか開いていないの?!
こんなにしんどいのに?!?!
(ToT)
絶望的だった。
あかちゃん、頑張って。
早く出てきて。。
(ToT)(ToT)(ToT)
続く
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